アプリ開発において、やめてほしい6つのこと【ディベロッパ編】


前回はユーザーの皆さんにやめてほしいことを開発側の視点で書きました。

https://inspired.blue/it/app-stop-doing01/

今回は視点を逆にして、ユーザー視点でアプリのディベロッパ(開発者の皆さん)に是非ともお願いしたいことをまとめてみました。
たくさんのアプリで溢れているストアですが、ユーザーが目的に沿ったアプリを手に入れるために
他のユーザーのレビューや、ストアに記載された情報は非常に重要です。

開発側からすると競合アプリが多いため、どのようにその群れの中から抜きに出るかしのぎを削っている中で
間違った形で展開をしてしまうと、それがユーザーにとって大きなノイズになります。
大きな期待をさせるような情報を打ち出しておいて、それに沿わないとユーザーは落胆します。
離脱の原因にもなるので開発側にとっても好ましくない現実となるでしょう。

開発者側にやめてほしい7つのこと

リリースと同時に行う大量のサクラレビュー

主に企業でリリースしているアプリは、どこの会社も必ずと言っていいほどやっています。
リリース直後に会社の関係者がこぞって★5をそのアプリにつけるというヤツです。
ココだけの話、僕の会社もやっています。
それだけリリース初動のレビューは、ディベロッパにとって非常に重要なのです。
アプリ開発に携わっている身としては、こうしたくなる気持ちは痛いほどわかります。
ですが、これはユーザーからしてみるとノイズに成り得ますよね。

できるだけやめてほしい所ではありますが、せめてやるにしても 一行だけの短文で「おもしろい」と書くよりも
そのアプリの売りになる部分、魅力となる部分を丁寧に書いておく
といいと思います。
開発側からしたらセールスポイントをまとめるのは、容易いのではないでしょうか?
ユーザーが参考にしたいのは★の数だけではなく、そのレビューの内容でもあるのです。

星5をつけたらアンロック(機能解放)

レビューを促す機能はよく見かけます。
(昨今のapp storeではレギュレーションが厳しくなっています。)

しかし、タチが悪いのはレビューを促すだけではなく、 ★5をつけると〇〇できるようになる といった類いのアテンドです。
ユーザーは当然その機能を使いたいがためにレビューを書きますが、目的が機能解放なので、★の数だけで内容は薄っぺらいレビューが集まります。
これは後から見るユーザーからすると、ノイズになります。

ちなみに、この手の ★5をつけたかどうかの判定はアプリ側で取ることができません。
従ってこのような機能を目にしたら、 一度レビューをする振りをしてポップアップからストアに遷移して、またアプリに戻ってくればOK です。

アップデートしたら不具合が発生する

アプリ側でアップデートを促すと、ユーザーに通知がはいります。
アップデートを促す理由は、主に新機能の追加や不具合の修正が主ですが、よくあるのがアップデートすると特定の端末で新たな不具合が発生するというものです。
これは開発側で他端末検証を怠った結果といえるでしょう。

さらにタチが悪い不具合になると、以前課金した情報が抹消されていて、その機能を使うのに再度課金を促されるなどといったもの。
ユーザーからするとたまったものではありません。
開発側では常にアプリをリリースする際には、 しっかりと不具合検証を行い、もし不具合が起きた場合は迅速に対応することがマスト です。

過度の広告表示

個人の無料アプリに多いです。
例えば特定の操作を要求するゲームにおいて、ボタンをタップしなければならないのに
その最も要求される動作を妨げるように、付近に広告が配置されているもの。
もしくはインタースティシャル広告といった、ユーザーのアクションの合間に、絶妙なタイミングで表示されるものなど、
極端な収益化を狙ったものは、行き過ぎると悪質に見え、ユーザビリティを損ないます。
ユーザーに配慮しつつ、そのアプリを気に入ってもらったら課金をすることで広告を非表示にできるといったユーザーへの選択肢を用意しておく 必要があります。

内容を盛った広告を出稿

公式のストアで、実際の内容と異なるものを出すことができないので、FacebookなどのSNSで見かける広告に多いです。
例えば2Dのゲームなのに、広告用に3Dの派手な演出を盛った動画を用意し、ユーザーの目を引きます。
それに釣られてユーザーはゲームをダウンロードしますが、いざプレイしてみるとレガシーな2Dゲームだったなんてことは
よく聞く話です。

最近こういった誇大広告は一種の流行のようで、かなりの数が出ているようです。
たくさんあるということは、広告としての効果は非常に高いのだろう。
サクラによる★5レビューでも記載した通り、やりすぎるとユーザーの期待が膨らみ、ハードルが大きく上がります。
ゆえに実際にプレイした時のガッカリ感は大きくなり、離脱の要因になるのです。
2Dを3Dにしてリッチに見せるといった力技ではなく、 偽りのないアプリのセールスポイントを、広告として上手く伝えるための工夫を施す ほうが
広告としての効果は期待できるのではないでしょうか?

曖昧な遷移で、継続課金させる

つい先日、悪質なスマートフォンアプリが話題になっていました。
それはダウンロード自体は無料だが、初回起動時に「課金の自動継続」を促す画面が表示されるものです。
しかも小額ならまだしも、話題になっていたものは毎週2800円の課金が行われていたようです。

指紋認証は、FaceID未対応のiPhoneなどではまだ使用されていますが、iPhoneのセキュリティ解除などでも頻繁に使用されているため、
気づかずに課金してしまう人も多いみたいです。
まして、通常の課金導線と異なり、まともな説明もないままに課金を促すので、これは故意と言えるでしょう。
もはや詐欺同然ですね、言語道断です。

実際に課金してしまった場合、それを解除する方法もユーザーの皆さんは、きちんと調べておきましょう。

iOSならば「設定」→「ユーザー名」→「iTunes と App Store」の順に選択し、「Apple ID」→「登録」をタップすることで、現在定期購読を行っている一覧が表示されます。もし意図しない購読があれば、ここでキャンセルできます。

まとめ

アプリの数が市場に溢れ返っている今、開発側もアプリをヒットさせるのには苦労します。
あの手この手を使って少しでも収益化をはかろうとしているのでしょう。
ただし、それで上手くいったとしても一過性の出来事に過ぎません。
競争が激化しているからこそ、アプリ本来の価値が問われているといっても過言ではないのです。
各々のディベロッパが生み出すアプリに価値を与える努力をすれば、さらに市場は盛り上がっていき、
やがてダウンロード数や収益化での成功も見えてくるでしょう!


コメントを残す